フェリーナブログ

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好きなものや興味を持ったことを発信したり、本当のことを世の中の人に伝えたくてブログを書いています。このブログでは真実を発信し続けることを此処に誓います。

給付型奨学金制度の拡充を求める! 未来ある若者に多額の借金を背負わせる日本の社会は明らかに間違っている!

学生を喰い物にする奨学金ビジネスをやめさせ、給付型奨学金制度を充実させなければならない

あなたはいま現在、奨学金を借りていますか?

大学や専門学校の学費が高騰しているので、自分が奨学金を借りていなくても、結婚を考える恋人が、この奨学金の借金を返している可能性は充分に考えられます。なので決して他人事ではありません。

奨学金による借金で可能性を潰されている若者が山のようにいます。

未来ある若者に多額の借金を背負わせる日本の社会っておかしいと思いませんか?

奨学金を借りていない人達は、給付型奨学金、若しくは無利息だと思ってる人も多いですが、日本の奨学金制度は貸与型奨学金なので、しかも貸与型のなかでも有利子である第二種奨学金の割合が、人数で約71%、金額で約73%と非常に高く、世界の基準で考えると奨学金とは言えません。日本の奨学金は、利子付きの『学生ローン』とか『借金』と言った方が適切です。

奨学金は本来、給付型が主で返済の義務が無いものでしたが、日本学生支援機構奨学金は貸与型が主で、しかも国の政策で2003年から利子付のものになりました。借金であり、利子付きとなったのです。

貸与型の奨学金奨学金と呼んでいるのは、日本くらいのものです。給付型のみを奨学金と呼ぶべきです。

奨学金なんて言うものだから、督促状がきて初めて『これは借金だったんだ』とわかる人さえいます。ローンではない本当の奨学金を求めます。

世界的にも高すぎる日本の学費は、学生とその家族にとても負担になっています。

奨学金の返済に苦しむ若者が急増しています。日本の貸与型奨学金制度が若者を追い込んでいるのです。無事に大学等の高等教育を修了し、社会に出たとしても奨学金の返済により生活に困窮している若者が多くおり、中には返済することができずに自己破産する事例も増えています。 こうしたことから、給付型奨学金制度を充実させることが急務です。


世界の主流は返済義務の無い給付型奨学金であり、学費無償化が世界の流れ

世界では、給付型奨学金「Scholarship」が常識ですが、日本の奨学金は、貸与型奨学金であり、世界からは「Student loan」と呼ばれています。

世界では『奨学金』と言えば給付型がスタンダードであり、貸与型にして『これは奨学金です』などと頭のおかしいことを言っている国は日本くらいです。

世界の奨学金が圧倒的に給付型なのに比べ、日本の奨学金の多くは、貸与型となっており、多くの人々が返済に苦しんでいます。

世界的に見れば、そもそも大学の学費が無料もしくは低額の国が多く存在し、学費がかかったとしても給付型奨学金が充実している国がほとんどです。

世界では日本とアイスランド奨学金制度が無い国にカウントされていますが、アイスランドは学費が無料なので、先進国の中で、学費が無償ではなく、給付型奨学金が無いのは日本だけです。

OECD加盟34カ国のうち、17カ国は大学授業料が無償で、32ヵ国に公的な給付型の奨学金制度があります。   

北欧や大陸ヨーロッパの先進国では、そもそも学費が無料であり、そのうえで生活費として給付型奨学金が支給されている国が多いです。

スウェーデンは、国立・私立の大学が共に授業料無料で給付型奨学金が69%で、ノルウェーも授業料無料、給付型奨学金56%です。ドイツでも大学の授業料無償で、給付型奨学金と無利子の貸与型の奨学金が半分ずつの仕組みとなっています。学費無償化が世界の流れです。

学費が安く、給付型奨学金も充実した欧米に比べ、日本は公的支援に乏しく、日本は世界的にみて学費が高額でありながら、貸与型奨学金のうち7割が有利子となっています。日本もようやく給付型奨学金をはじめましたが、その対象者数や給付額はきわめて不十分と言わざるを得ず、依然として多くの学生が貸与型奨学金に頼っている状況にあります。給付型奨学金を充実させなければなりません。そもそも教育を完全に無償にすれば、全て根本的に片付く話ではありますが、世界一高い学費そのものを値下げすることが必要だと思います。

欧州では、教育によって利益を得るのは学生本人だけでなく社会全体だという考え方から、「社会が税金で負担するのが当たり前」ということが社会的な合意になっています。

日本は税金が社会保障に使われる割合が他国と比べても低い国であり、教育への公的支出も先進国中で最低となっています。

今、国民が納めている税金は軍事費や大型公共事業に多くを使われています。国民から集める税金は、所得の再分配と言って、きちんと格差を少なくする方向に使われるべきですし、返さなくてもよい奨学金や授業料の値下げのために使われるべきだと思います。国民の教育をおろそかにする国は衰退の一途を辿るしかありません。給付型奨学金制度を充実させて、未来ある若者に多額の借金を背負わせる日本社会を変えなければなりません。若者のための政治が必要です。それが将来の国の力になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!