フェリーナブログ

フェリーナ☆ブログ

好きなものや興味を持ったことを発信したり、本当のことを世の中の人に伝えたくてブログを書いています。このブログでは真実を発信し続けることを此処に誓います。

自己責任論が蔓延している日本だけど、ぼくたちの暮らしが苦しいのは日本政府のせいです

日本ほど自己責任論が蔓延してる国は珍しい

日本人の政治への関心が薄れていることや

デモが少ないのは自己責任論が蔓延してることも関係していると僕は思っています。

自己責任論が蔓延する前の昔の日本人はもっとデモやストライキに積極的に参加していました。それは自分たちの暮らしには、政治が直接的に関わっていることをハッキリと理解していたからです。

自分の人生や暮らしの良し悪しは、日々の自分自身の頑張りにかかっているのは勿論そうですが、行き過ぎた自己責任論は、日本人の心の病の増加をみても、とてもストレスが溜まってしまう考え方である事が分かります。

自分の人生の良し悪しの全てを自分自身のせいにする必要は全くないんです。


世界各国で行われた貧困問題への意識調査(The Pew Global Attitudes Project、2007年)です。

「自力で生きていけないようなとても貧しい人たちの面倒をみるのは、国や政府の責任である。この考えについてどう思うか?」という質問に対して

「そうは思わない」と答えた人は約10%いました。つまり、残りの約90%の人が、「貧しい人の支援は政府が行うべき」と考えているんですね。しかし、あのまともに医療保険が整っていない「The 自己責任」の米国でさえ約30%に留まっていたのに対し、日本では約40%人が、「そうは思わない」と答えたのです。

世界と比べた時に日本の社会にどれほど自己責任論が蔓延っているのかハッキリと分かりますね。

 

日本人よ、目覚めてくれ 

世の中に自己責任論が蔓延した結果、政治に無関心な人たちが増えたように思います。人々の暮らしと政治は密接に結びついているのに、政治批判をすると何でも政治のせいにするなと言う人達が出てくるのも自己責任論が今の日本社会全体を覆っているからだと思います。これは為政者にはとても都合が良いものです。

政治や社会構造や制度に視点を向けるのではなく、個人の忍耐、努力、姿勢に全てをおっ被せれば、全て「本人の責任」にでき、それ以外は誰も責任を負わず何も考えなくていいですからね。政治が招いた現状、政治のまずい所を全て一個人の責任、問題にすり替えられます。

行き過ぎた自己責任論は、社会を停滞させます。社会の浄化作用が働きづらくなります。

これは自己責任論が蔓延した社会では、政治は自分たちの暮らしとは直接的に関係しないと思わされることで、政治に参加しない人が増えるからです。

政治に興味・関心を持ちづらくさせることは為政者にはとても都合が良いものです。

どんなに日本に不利なことを受け入れようとも、たとえ不正があろうとも、日本を破壊し続けている安倍政権が今でも存続し続けているのは、政治に無関心で選挙に行かない人が多いからです。

生活が苦しいのはあなたのせいではありません。あなたは何も悪く無いんです。悪いのは日本政府なんです。

僕たち日本人は、行き過ぎた自己責任論を手放し、日本政府をもっと監視しなければなりません。政治は僕たちの生活に密接に結びついています。一人ひとりのその意識が、この国で生きるすべての人の生活を、人生を変えることに繋がります。

最後にキング牧師の言葉を紹介して終わりたいと思います。

最も悲劇的なのは、悪人の辛辣な言葉や暴力ではなく、善人たちの恐ろしいまでの沈黙と無関心である。沈黙は暴力の陰に隠れた同罪者である。

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

 

最後までお読みいただきありがとうございました!